ふれあい牧場ハートランドは、広大な蔵王酪農センターの牧場の一画にあります。
牧場全体の面積は、約100ha。およそ東京ドーム20個分の大きさです。
ここでは、蔵王酪農センターの牧場の1日の仕事をご紹介いたしましょう。
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AM6:00
- 作業開始
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牧場の朝は早いです。
6時くらいから仕事が始まります。朝の仕事は、搾乳と牛舎の掃除とエサやりです。それぞれの仕事を、みんなで分担しながらテキパキと進めていきます。
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- 乳しぼり(搾乳)
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朝と夕方、一日2回牛乳を搾っています。
ミルキングパーラーという場所へ牛が移動してきて、搾乳します。牛乳を絞り終わった牛たちは、牛舎に戻って朝の食事となります。2017年には「搾乳ロボット」という新しい機械を入れて牛がしぼってほしいタイミングで搾乳できるようになっています。
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- 牛舎の掃除
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朝晩、搾乳している時間、牛たちは牛舎にいなくなります。牛たちがいない間に、牛舎の掃除をします。 牛舎の掃除は、牛たちを衛生的に育てるための大切な仕事です。牛が健康的に育ち、衛生的でおいしい牛乳が出るように、毎日朝晩掃除をしています。
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- エサやり
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牛を健康的に育て、衛生的でおいしい牛乳をたくさん生産するために、牧草を中心にバランスよくエサをあげます。
牧草に大豆やとうもろこしなどの穀類をまぜて、牛の体調に合わせてバランスよく与えます。毎日乳絞りが終わったら、牛たちのご飯の時間です。
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午前中
- 牧草収穫(夏~秋)
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夏から秋にかけては、牧草を刈り取り収穫しています。
天候が良ければ1年に3回牧草を収穫します。
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PM1:00
- エサやり
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放牧から帰った牛たちは、また食事をします。
エサを食べたあとは、ゆっくり寝そべったりしながら、夕方の搾乳の時間まで牛舎のなかでのんびりと過ごします。
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PM3:30
- 搾乳・牛舎掃除・えさやり
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夕方、2回目の搾乳が始まります。
朝の仕事と同じように、ミルキングパーラーでは牛乳を搾り、牛舎では掃除が始まり、牛たちのエサが用意されます。朝晩の2回牛乳が搾られ、蔵王酪農センターの牧場では、1日で1頭当たり約25kg(1リットルの牛乳パック25本分)の牛乳が生産されます。
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PM 6:00 ~ 7:00
- 作業終了
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季節によって変わりますが、夕方の仕事が終われば作業終了です。でも、草刈りのシーズンは日が暮れるまで働いている日もあります。
翌日の早朝からの仕事に備えて、夜はゆっくりと休みます。
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牧場
- 草刈り
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初夏から秋にかけては、牧草地の草の刈取りをします。牛のエサをつくる大切な仕事です。
牧草が順調に育てば、一年に3回刈取ります。いい草が取れるように種をまいて、牧草地は定期的に更新しています。蔵王酪農センターの牧草地は広く、牛のエサとなる牧草はすべて自家製の牧草です。
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牛舎
- フリーストール牛舎
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蔵王酪農センターの牛舎は、牛が自由に歩きまわれるフリーストールという方式です。
自分の好きな時に歩きまわれるため、牛のストレスを軽減することができます。